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Symmetrical Sensitivity [ALPINA story]

ALPINA BlauとALPINA Grünという2つの特別色によって形成されるdouble stitch


------------ それは、ALPINAの象徴


doubleあるいはtripleのstitch workは、本来、強度を増すことを企図して施される走り縫いによって編み出されたtechnique

しかし、並行するstitchは、時として、その編み方によって機能美を纏うことがある techniqueがeleganceへと昇華されることがあるのだ
 

ALPINAの創業者であるBurkard Bovensiepen氏は、嘗てある雑誌のインタビューにおいて、「我われの仕事で最も大事なことはクオリティである。たとえステアリングホイールの縫い目ひとつでもALPINA製品はほかより木目の細かな優れたものでありたい。」と語っている。

ALPINAを象徴するBlauとGrünのstitch workも、創業当初のモデルから施されていた訳ではない しかし、縫い目にまで意識を傾注するBovensiepen氏の変わらぬ哲学が、いつしかデコラインを外縁の細いラインのみによってシンメトリックに形成するものへと変転させていったように、stitchの在り方をも独自に編み出すこととなった


BlauとGrünのstitch workは、まるでシンクロしたengineとgearのように、あるいは、完全に調律されたシルキー・シックスが奏でるハーモニクスのように、美しい調和を保ちつつ走り縫われている・・・


私がBlauとGrünのALPINA stitchにある種の象徴を見い出すのも、eleganceを極めたdouble stitchが、red(情熱)とblue(知性)、frontとrearの重量配分、そしてPhilosophy と Engineeringというような、パーフェクト と呼ぶに相応しい、いくつもの均衡の表れとして瞳や心底にそのラインが美しく映るからだろう

frontからsideに走っていくデコラインをなぞるように眺めた後、ドアシルの文字列を残像に残しながら着座したドライヴァーズ・シートで、視線を前方上方へと移しつつ仰ぎ見るコックピットを美しく彩るBlauとGrünのALPINA stitch ------------


いつしか水温計の針が中央に座す頃、シルキー・シックスの温度感とは対照的に静まっていく私の心


double stitchをトレースしているうちに、サウンドノートとともに高まりつつある気持ちにも、いつの間にか均衡が訪れている B3 3.2とともに駆ける時、どんなコンディションであってもコーナーの先を冷静に見据えられるのは、ALPINA stitchが紡いでくれた心の均衡が自ずとトラクションを高めることにつながっているからに他ならない・・・


------------ BlauとGrünのALPINA stitch ------------


それはまるでドライヴァーのsteering workともシンクロしているかのようなstitch work


・・・云うなれば、エレガントな感性の走り縫い


------------ それこそは、ALPINAの象徴

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