B10 3.5 [ALPINA chronicle]
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------- 痺れるフロントマスク
ALPINAが危うい程の輝きを放っていた、ALPINAが最もALPINAらしい時代に生み出されたモデルの1つ
その佇まいには、惹き付けて止まない美しさがある
〔specification〕
エンジン : SOHC 水冷直列6気筒 3,430cc 92.0mm(ボア)×86.0mm(ストローク) 圧縮比10.6
出力&トルク : 261ps/5,800rpm 35.3mkg/4,000rpm
ピストン&コンロッド : マーレ製軽量スペシャル
ギアボックス : ゲトラーク製5速 3.72/2.40/1.77/1.26/1.00
LSDロック率 : 25%
サスペンション : マクファーソン・ストラット独立(F) セミトレーディングアーム独立(R)
ショックアブソーバー : ビルシュタイン ガス封入式(F,R)
ブレーキ : ベンチレーテッドディスク/284mm(F) ソリッドディスク/284mm(R)
寸法 : 4,620mm(全長)×1,700mm(全幅)×1,395mm(全高) 2,625mm(ホイールベース)
空車重量 : 1,395kg
性能 : 250km/h(最高速度) 6.4s(0→100km/h加速) 26.7s(0→1km加速)
価格 : 11,800,000円(車両本体) 280,000円(スペシャルメタリックペイント) 550,000円(ZF4速)
note;
ALPINAがコンプリートカーの製造を開始した1978年から80年代のモデル名には、ベース車両であるBMWのシリーズ名にB/Dを冠した、現在のような規則性があまり見られない。'87年に発刊された、ある雑誌のALPINA社取材記事に拠れば、このような意味があるという。
A/B/C : エンジン種別(A:4気筒 B:2.5L以上のビッグシックス C:2.5L未満の6気筒)
A/B/Cに続く番号 : 開発された順序
小数点の数値 : 排気量
・・・このルールに従うと、B10 3.5は、10番目に開発された3.5Lのビッグシックス、ということになる。
なお、インポーターであるニコル・オートモビルズが'87年当時のカタログモデルにおいて、このモデル名のネーミングルールとは別に、3つのカテゴリーに分類していることは当時の日本市場の特性を反映しているようで興味深い。
COMPACT SERIES : C1 2.5, C2 2.7, B6 2.7, B6 3.5
LIMOUSINE SERIES : B10 3.5, B7 TURBO/1, B7 TURBO/3, B7 TURBO/3 AUTOMATIC
COUPE SERIES : B10 3.5 COUPE, B7 TURBO COUPE/1, B7 TURBO/3 COUPE AUTOMATIC
2014-01-04 00:27
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コメント(4)
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お疲れ様でした・・・
なんかビンテージが1台ほしくなりました(笑)
今年はどこかご一緒したいですね!
by つくばの松 (2014-01-04 19:44)
ABCの謎、解説いただきありがとうございました(笑)。
しかしsuite-spiralさん、B10 3.5を見る目つきが違ってましたよ・・・。
予想通り、こっちへ行ってしまうんじゃないかと少々心配です(汗)。
今年は久しぶりに一緒に走りましょうね。
よろしくお願いします!
by wata (2014-01-05 17:13)
つくばの松さん、久しぶりにご一緒できて、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
昨年でしたでしょうか、ご友人の方のE36/B3 3.0がいらっしゃっていたと
記憶しておりますが、今回のE28/B10の登場は嬉しいサプライズでした。
ヴィンテージに行くか、GT3に行くか、あるいはE46/B3がヴィンテージの風合い
を醸し出すまでいっそ寄り添うか、松さんも悩みどころですね(笑)
春になりましたら、一緒に駆けましょう。
home-and-awayで先導し合うのが楽しそうですが、果たして松さんのhome
は筑波でしょうか、箱根でしょうか?(笑)
by suite-spiral (2014-01-05 20:26)
wataさん、大黒PAでモデル名の話題になった時に、うろ覚えでしたので
帰宅後、早速アーカイブを漁って記憶を新たにした次第です(笑)
しかし、wataさんが仰っていた英国ディーラー発注のAシリーズ、私は写真
すら見たことがありません。
一昨日の深夜は、素晴らしいE28/B10を残像に留めつつ、当時発刊の雑誌など
を再読したりして、心地よいノスタルジーに浸っていました。
希少な個体に触れさせて頂いたオーナーの方に感謝です。
そうですね、確かに私の眼つきが変わっていたのかも知れませんが、憧れを
憧れのままに留めて置くのも趣味の嗜みの在り方の1つのようにも思いますし、
まだ私にはヴィンテージモデルが手に余るようにも感じますので、もう少し
眺めるだけにしておくことと致します(笑)
シーズンインが待ち遠しい昨今ですが、ドライ路面になりましたら、先日の奥静岡
touringのような、決してダイレクトにrouteを結ばない迂回route満載の
touringをご一緒しましょう!!
by suite-spiral (2014-01-05 21:48)