B3 GT3, strikes back [ALPINA chronicle]
いつしかレースフィールドから遠ざかり、牙を抜かれたトレードオフの末にソフィスティケートさが際立つようになってしまったかのような近年のALPINAから距離を置いていたエンスージアストらを振り向かせるに足る匂いがある・・・
途切れかけた系譜を現代に甦らせる、オイルとタイヤ、そしてパドックの匂いが色濃く漂ってくるような、そんな痛快なモデルだ
云うまでもなく、B6 GT3に由来するそのモデル名 -------
メーカーチューンのM3 GTSを食ってしまうかのような存在感と攻撃的なアピアランスに、ALPINAの隠せない血脈を感じるが、フルラッピングなどという化粧(まやかし)は却って無粋というものだろう
Dual Clutch TransmissionやM/Tの設定がないことを嘆く前に、ALPINAの気概を久々に感じさせるコイツを、手放しで歓迎しようではないか